interview
安定はしているが、果たして「充実」しているのだろうかー「自分が納得してできる仕事」を転職軸に、自分の人生を転職で開拓!
弊社のコンサルタント・猶井が転職支援し、AIインストラクターとして新たな道を歩みはじめる決断をした岡部さん。
幼い頃から宇宙に興味を持ち、大学・大学院で物理学を学んだ岡部さんがIT分野に踏み込んだきっかけや、Cocottoとの出会い、転職成功までの道のりをインタビューしました!
自分にとっての「生きがい」はなにか
自己紹介をお願いします。
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猶井 |
岡部さん |
小さい頃から宇宙が大好きで、大学でも勉強したいなと思い、家から通える名古屋大学の理学部に進学しました。専攻は物理学です。そしてそのまま大学院に進み、素粒子や中性子を研究しました。 |
素粒子や中性子ですか…なんだかとても難しそうですね(笑)
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猶井 |
岡部さん |
人間の身体の半分くらいは中性子でできているんですよ。中性子や陽子を測定することで全宇宙の物質の構成比が分かるという理論があって、そういったところを勉強していました。 |
博士課程に進まなかったのはどうしてですか?
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猶井 |
岡部さん |
当然のように進むつもりでいた矢先に、あることが起こりまして…(笑)博士課程ともなると、みなさん休日返上で研究に没頭されているんですね。「GWも研究に来てください」と言われたときに、疑問を抱いている自分に気づいたんです。
僕自身、多趣味ということもあって、「それはちょっと困る」と率直に思いました。このまま博士課程に進んでも、果たして自分はそこまで賭けて研究を「生きがい」にしていけるのかと考えたときに、「そこまでじゃない」という答えが出て、就職活動を始めました。 |
空調関連の製造メーカーへの就職
どのような就職活動をされましたか?
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猶井 |
岡部さん |
僕は旅行が好きなので、旅行業界はたくさん受けましたね。ただ、旅行代理店などではあまり理系は求められていませんでした。
そんなとき、自身もメーカーから内定をもらっていた大学の同期から「メーカーが合うんじゃない?」とアドバイスをもらったんです。それがきっかけで、メーカー中心の活動にシフトしました。 |
旅行業界への未練はありませんでしたか?
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猶井 |
岡部さん |
メーカー中心に切り替えたときに目についたのが「有給を取りやすい」という特長で、趣味を仕事にしなくても、それなら「趣味に時間を使える」な、と感じたんです。実際にメーカーで働いてみても、やはりこの点は大きなメリットでした。
また、安直ですが「海外での研修や業務が多いメーカーを選べば海外に行ける」とも思っていました(笑) |
宇宙関連の企業はお考えにならなかったのですか?
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猶井 |
岡部さん |
そもそも、宇宙関連の企業があまりないんですよね。そうなると学生時代に関わりがあったところがほとんどで、少し離れたい気持ちがありました。 |
なるほど。それで選ばれたのが空調関連の製造メーカーとのことですが、こちらではどのような仕事をされていましたか?
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猶井 |
岡部さん |
実は、入社してしばらくは研修の一環としてITの勉強をさせていただいたんです。僕が理学部出身で、情報関連の知識や経歴がなかったので、そういった社内制度を使って勉強したのち、理学的な視点も交えつつ科学的なものづくりができるようご配慮いただきました。そこでは主にPythonを学びましたが、これは自分のキャリアパスの観点からもよい機会だったと思っています。
2年目から現場に配属されましたが、前半半年は実習を兼ねて社内向けの部署で関節業務を行ったのち、プロジェクトに入っていきました。 |
どういった業務を担当されていましたか?
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猶井 |
岡部さん |
室外機に入っている圧縮機や、その関連機器の開発です。この部署には退職まで3年ほど所属しましたが、まさにエアコンの心臓部ともいえる部分の開発に携わりながら、コア技術を学べました。 |
安定して生きてはいけるけど、果たして「充実」しているのだろうか
転職を考え始めたきっかけを教えてください。
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猶井 |
岡部さん |
業務にも慣れて生活が安定してきたところで、「今後もずっとこんな感じで生きていけるんだろうな」と安心する反面、「本当にこれでよいのかな」という疑問も湧いてきてしまいました。
いろいろ思い返してみると、就職活動時に考えていた「海外に行けるか」といったところなどは、結局果たせていないなと気づいてしまって…海外プロジェクトに携わっていた同期や後輩をうらやむ気持ちもあったと思います。 |
社内での配置転換は考えましたか?
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猶井 |
岡部さん |
何度も打診はしていましたが、社風としても配置転換は難しいということでした。 |
Cocottoとの出会いと転職活動
Cocottoとの出会いについてお聞かせください。
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猶井 |
岡部さん |
きっかけは、転職博です。転職を考えたときに、人と話すことが好きなこともあって事務方もいいのかなと思っていたんですね。そこで公務員系が多く出ている転職博に参加しました。
「どうやって一人で転職活動を進めていこうかな」と思いながらぐるっと見て回っているなかでお声がけいただいたのが、猶井さんです(笑)たまたまCocottoさんのブース前を通ったときに、一本釣りされました(笑)同年代で初対面から話しやすくて、すぐに意気投合、そのまま転職活動にお付き合いいただくこととなりました。 |
Cocottoでの転職活動を振り返ってみて、いかがでしたか?
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猶井 |
岡部さん |
すごく面白かったです!面接のフィードバックなどを通して、やはり自分のことを客観視できていない部分もあったんだなと気づかされました。機械工学の領域でその筋の専門家たちに囲まれて生活していたなかでは、専門から少しずれる僕の特長は見出しにくいので、「実は自分には強みがないんじゃないか」と思いながら過ごしていたんです。でも、Cocottoが僕の良い点や強みを客観的に評価して伝えてくださったことで、「自分ってそんなに悪くないのかな」と思えるようになりました。ですので、転職するしないは置いておいたとしても、活動自体は自分にとってとてもポジティブな経験でしたね。 |
事実、今の転職市場でも岡部さんの評価は非常に高いものでした。転職活動は非常に順調で、結果的に4社から内定を受けたのはやはりすごいことです。
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猶井 |
岡部さん |
15社ほど受けた結果ではありますが(笑)でもCocottoさんのサポートがなければ15社も応募先を探すこともできませんし、4社も内定につなげられなかったと思います。 |
内定先から出された年収や業務内容といった条件は4社それぞれ異なっていましたが、意思決定の軸になったのはどういったところでしたか?
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猶井 |
岡部さん |
業務内容と企業の雰囲気ですね。もともと今回の転職の動機自体、年収というところではなく、「自分が納得してできる仕事かどうか」を重視していましたので。ただこれは、独身だからこそいえたことでもあるかとは思います(笑) |
確かに、「年収より業務内容」というブレない強い意志は私のほうでも感じていて、転職活動における軸の重要さを勉強させていただきました。事実、前職から250万円アップの年収を提示するような受託 コンサルや製品開発といった企業もあったなかから最終的にご決断されたのは、AIインストラクターのお仕事です。転職市場のなかでもかなり珍しい職種かと思いますが、決め手をお伺いできますか?
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猶井 |
岡部さん |
「人と関われる」という部分です。僕自身、新卒の就職活動時にはあまり気づけていなかったのですが、4年間の社会人生活を経たのちの今回の転職活動で感じたのは、人と関わるのがすごくうれしくて、大好きだということでした。そういったところが自分の中で モチベーションになってるなっていうのを感じたので、目新しい業界ですが飛び込んでみようと思ったんです。
また、「人に何かを教える」という仕事自体をイメージしていなかったので、最初に猶井さんからご紹介いただいたときには正直驚きました。それこそ、教員免許のようなものが必要だと思っていたので(笑) |
私は転職のプロですが、岡部さんのバックグラウンドが専門的でニッチな部分も含むものだったので、岡部さんからいろいろ教えていただきながらでないと進められない状況でした。ただ、実はそれがきっかけで、岡部さんの教え方の上手さに気づけたんです。さきほどの中性子の説明でも、人間の身体の半分だといわれると身近に感じられました。「専門的なことを、わからない人にわかりやすく伝える」ということに非常に長けていると思い、そういったポジションを探すようになったんです。
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猶井 |
岡部さん |
ありがとうございます! |
入社を目前に控えて
入社を来週に控えた今、改めて意気込みなどありますか?
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猶井 |
岡部さん |
転職活動時には年収を重視していなかったとはいえ、実際に働き始めるとそこは「自分の評価」でもあるので、やはりベースとして上がっていくように頑張っていきたいと考えています。 |
海外への想いについてはいかがですか?
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猶井 |
岡部さん |
次の会社は有給がしっかり取れるようなので、有給で行けそうだなと期待しています(笑)最近は、一人旅より誰かと行くことに興味が出始めているところです。
また、業務面からみてもAWSなどの資格対策商材も取り扱っているので、この辺りは日本に限らず海外展開も視野に入るんじゃないかと思っています。入社後は新規プロジェクトといった形で企てられるよう、1から挑戦してみたいです。 |
それは楽しみですね!では最後の質問ですが、先日、弊社初の試みである内定者お祝いイベント「チョコット」を開催しました。岡部さんも来てくださりましたが、いかがでしたか?
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猶井 |
岡部さん |
あれ、めちゃくちゃ楽しかったです!畑は違えど「転職活動」という共通点のある人たちが集まって話ができるのは、すごく貴重な機会だと思います。
社内の人同士なら気を遣うようなことも話せますし、いろいろ情報交換もできて、視野が広がりました。 |
そういっていただけて我々も嬉しいです!ぜひ、今後もしてくださいね。来週からの新たな生活を、心より応援しています!
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猶井 |
支援を担当したコンサルタント
猶井 裕輝
兵庫県の高校を卒業後、 様々な個人営業や法人営業など様々な営業職に従事。 前職では、不動産・警備業界の会社の法人営業担当として、顧客への安全と併せて人材の提供を担う。 その後、CocottoにてCA業務、RA業務の両面型エージェントとして転職。 現在では、1人1人の個性に合わせ、寄り添いながらキャリアカウンセリングを行い、並行して企業の採用支援も担当。 必要であれば何度もお会いさせて頂き、“これから”を一緒に考えます。 皆さまの「人生の大切な決断」について背中を押せるよう、責任を持ってサポートをさせて頂きます。 また、転職して終わりではなく、頂いた全てのご縁を大切にしたいと考えております。
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