転職相談はこちら転職相談はこちら お問い合わせお問い合わせ

職務経歴書の書き方完全ガイド|履歴書との違いも解説

企業名が入ります


転職活動において、自分のスキルや経験を採用担当者にアピールするために欠かせないのが「職務経歴書」です。しかし、書き方を間違えると、あなたの強みや実績がうまく伝わりません。
本記事では、職務経歴書の基本的な書き方をはじめ、職種や形式別の書き方についても詳しく解説します。職務経歴書を「どのように書けば良いかわからない」、「より効果的にアピールしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

 

職務経歴書とは?履歴書との違いを解説

職務経歴書とは、これまでの職務経験やスキル、実績を詳しく記載する書類であり、就職において履歴書と並ぶ重要な書類です。特に転職市場においては、応募者の実力や即戦力となりうるかを判断するために、職務経歴書が重要視されています。まずは、職務経歴書と履歴書の違いや、採用担当者がチェックするポイントを見ていきましょう。
職務経歴書と履歴書の基本的な違い
履歴書が主に基本的な個人情報や学歴、簡単な職歴を記載するのに対し、職務経歴書は過去の仕事内容や成果を詳細に伝え、応募する企業に対して具体的なスキルや経験をアピールするためのものです。
両者の違いは、以下のとおりです。


履歴書は形式がある程度定まっているのに対して、職務経歴書は自由度が高く、自分の強みやアピールポイントを柔軟に表現することができます。職務経歴書の内容次第で、採用担当者に「この人なら即戦力として期待できる」と思わせることができるでしょう。

 

職務経歴書で採用担当者がチェックするポイント

職務経歴書は、採用担当者が応募者の過去の実績やスキルを詳細に把握し、「自社にマッチするか」を判断するために、以下のようなポイントに注目します。

 

▼職務内容:採用担当者は、応募者が過去にどのような業務を担当していたか、その業務がどれだけ自社で活かせるかを重視します。単に「営業を担当していた」と記載するのではなく、具体的に「法人向けの新規開拓営業を担当し、年間売上を30%増加させた」といったように、具体的な成果や数値を示すことが重要です。

 

▼業績や成果:実績を数値化できる場合、それを積極的に盛り込むことで説得力が増します。たとえば、どれだけの売上を達成したか、プロジェクトの成功率やリードしたチームの規模など、数値で表せるものは可能な限り数値化しましょう。

 

▼使用スキルやツール:過去に使用したツールや技術のスキルセットも重要です。IT職ではプログラミング言語やプロジェクト管理ツールの経験、マーケティング職では分析ツールやSEO対策の実績など、具体的なスキルを記載することで、採用担当者はその人物がどの程度即戦力になるかを判断できます。

 

▼業界知識と応用力:応募者の業界知識やその知識が自社の業務にどのように応用できるかが重視されます。特に、異業種への転職を希望する場合は、過去の業界で得た知識やスキルが、新しい業界でどのように役立つかを示すことが重要です。

 

職務経歴書の書き方ステップガイド

職務経歴書を正しく作成できなければ、たとえ優れた経歴を持っていたとしても、採用担当者にその魅力が十分に伝わりません。そこで、ここでは職務経歴書を効果的に作成するための具体的な手順と、各項目ごとの書き方について解説します。

 

職務経歴書作成のための準備

まず、職務経歴書を作成する前に、しっかりと準備を行うことが大切です。職務経歴書を作成する前には、以下の準備を整えましょう。

  1. 過去の職務経歴を洗い出す
    まずは、自分がこれまでに担当してきた職務を一つ一つ詳細に洗い出します。このとき、単に「営業」や「事務」といった職種名に留まらず、それぞれの職務で具体的にどのような業務を行ったのかを明確にすることが重要です。担当したプロジェクト、チーム内での役割、成果など、できるだけ具体的にリストアップしましょう。
  2. 成果や実績を振り返る
    過去の職務でどのような成果を挙げたのかを振り返り、それらを数値で表現できるようにします。例えば、営業職であれば「売上を前年比10%アップさせた」「新規顧客を20件開拓した」といった実績を数値化すると、職務経歴書に具体性と説得力が増します。
  3. 応募先の企業や職種に合わせたアピールポイントを考える
    職務経歴書は、応募する企業や職種に応じて内容をカスタマイズすることが重要です。応募先企業が求めるスキルや経験を理解し、自分の職務経歴の中からその企業に役立ちそうなポイントをピックアップして強調します。

 

各項目の書き方

職務経歴書の形式は履歴書に比べて自由度が高いものの、一般的には「職務要約」「職務経歴」「自己PR」「資格・スキル」といった項目を含めることが望ましいです。以下に、それぞれの項目を効果的に記載するための具体的なポイントをまとめました。

 

 

職務要約

職務要約は、これまでの職務経歴を一目でわかる形に凝縮した内容を書く部分です。最初に目に触れる部分であるため、採用担当者に強い印象を与えることが重要です。要約を書く際は、以下のポイントを意識しましょう。

  • 職務経験の概要を端的にまとめる
    例:「営業職として10年間の経験を持ち、BtoB営業を中心に、新規顧客開拓やチームマネジメントを担当してきました」
  • 応募先企業に関連するスキルを強調する
    例:「営業戦略の策定と実施において、売上20%増を達成しました」

 

職務経歴

職務経歴の項目では、職務要約で触れた内容をさらに詳細に記述します。これまでの職務経験を時系列で整理し、各業務内容や実績を具体的に明示しましょう。以下の点に注意して記載することで、採用担当者に分かりやすく伝えることができます。

▼過去の勤務先と役職を明確に記載する
過去の勤務先ごとに、勤務期間、役職、担当した業務内容を箇条書きで整理しましょう。採用担当者が経歴を一目で理解できるよう、時系列の順序を明確に記載することが重要です。

 

▼具体的な業務内容と成果を記載する
「営業」といった職務名だけでなく、「小売業界(法人向け):法人向け新規取引先を50社開拓し、年間売上を20%増加」「プロジェクトリーダーとしてチームをまとめ、期限内に全タスクを完了」など、具体的な成果や役割を記載します。また、達成した数値や具体例を盛り込むことで、業務への工夫や成果が一層伝わりやすくなります。

 

自己PR

自己PRでは、応募する企業に対して自分がどのような価値を提供できるのかを強調します。ここでは、過去の職務経験から学んだことや、他の応募者との差別化ポイントをアピールすることが肝心です。

 

▼自分の強みを具体的に述べる
例えば、「困難な状況下でも結果を出せるリーダーシップを発揮できる」や「お客様のニーズを的確に把握し、最適な提案ができる」といった自分の強みを明確に記述しましょう。強みを裏付ける具体的なエピソードも入れると、より信頼性が高まります。

 

▼応募先企業にフィットする点を強調する
応募先の企業文化や職種に合致する点を強調することも重要です。「新規事業開拓の経験を活かし、貴社の新規プロジェクトで即戦力となれる」など、相手が求める人材であることをアピールします。

 

資格・スキル

この部分は簡潔にまとめつつ、応募先企業に関連する資格やスキルを強調することがポイントです。

 

▼業務に直結する資格を優先して記載する
例えば、IT職であれば「AWS認定ソリューションアーキテクト」や「基本情報技術者試験」の資格を記載することで、自分が必要なスキルを持っていることを示せます。

 

▼スキルを具体的に記述する
資格以外にも、使用していたツールやプログラミング言語、分析手法など、業務に関連するスキルを具体的に記載します。こうした技術スキルは、応募する職種に直結するため、採用担当者にとって大きな判断材料となります。

 

【形式別】職務経歴書の書き方

職務経歴書の形式にはさまざまな種類があり、自分のキャリアを最も効果的に伝えるための形式を選択することが重要です。ここでは、編年体形式、逆編年体形式、キャリア形式の職務経歴書の書き方について解説します。

 

編年体形式の職務経歴書の書き方

編年体形式は、職務経歴を時系列順に記載する形式です。最も古い職歴から順番に最新の職歴までを記述するため、過去から現在までのキャリアの流れを自然に伝えることができます。編年体形式は、特に職務経験が長く、着実にキャリアアップしてきたことを強調したい場合に有効です。

 

逆編年体形式の職務経歴書の書き方

逆編年体形式は、最新の職歴から順に過去の職歴へとさかのぼって記述する形式です。この形式は、特に最近の職務経験や成果を強調したい場合に効果的です。例えば、直近で重要なプロジェクトを成功させた、または新しいスキルを習得した場合には、この形式を採用することで最新の業績を目立たせることができます。

 

キャリア形式の職務経歴書の書き方

キャリア形式は、職務経歴を職務内容やスキルごとにまとめて記載する形式です。これにより、特定のスキルセットや業務内容に焦点を当てて、自分の能力を効果的にアピールすることが可能です。この形式は、複数の業務を同時に担当していた場合や、異なる職種や業界での経験が多岐にわたる場合に有効です。

株式会社Cocottoでは面接対策を含めて、履歴書作成・職務経歴書作成支援も行っております。


 

【職種別】職務経歴書の書き方のポイント

職務経歴書を書く場合、職種によって求められるスキルや実績のアピール方法は異なります。それぞれの職種ごとに、どのようなポイントに気をつけて書けば良いのかを解説します。

 

IT・通信系技術職

ITや通信系の技術職では、技術スキルと実務経験を具体的に記載することが最も重要です。プログラミング言語やフレームワーク、使用してきたツールやソフトウェアなど、業務で使用した技術を細かく列挙します。また、担当したプロジェクトの概要や、そこでの役割も明確に記述し、技術力をどのように実務で活用してきたかを示しましょう。

 

▼使用技術やスキルセットの明示
例えば、Java、Python、AWS、Dockerなど、具体的に使用していた技術を記載します。また、セキュリティ対応やネットワーク管理といった専門スキルも併記することで、あなたが即戦力であることをアピールできます。

 

▼プロジェクトの成果を数値化
「チームでリードしたプロジェクトで50%のパフォーマンス改善を達成」や「新システム導入により、コストを20%削減」といった形で、具体的な成果を数値化することで、説得力が増します。

 

営業職

営業職では、実績や成果を重視して書くことが重要です。売上の向上、顧客数の増加、契約件数など、具体的な数値や成果を基に、どのように結果を出したのかを説明しましょう。また、社内での順位や表彰実績、チームリーダーとしての経験や顧客管理のスキルも強調することで、企業に対する貢献度を示すことができます。

 

▼営業成績や具体的な成果の記載
たとえば、「年間目標を150%達成」「前年同月比で売上30%増加」といった、具体的な数値を強調すると効果的です。数値を用いることで、自分の成果を視覚的に分かりやすく伝えられるため、営業職において重要なポイントとなります。

 

▼顧客との関係構築やチーム管理のスキル
単に成績を示すだけでなく、「顧客との信頼関係を築き、リピート率を向上させた」などのソフトスキルも併せて記載することで、より多面的な評価が期待できます。

 

専門サービス系(医療・福祉・教育)

専門サービス系の職種では、専門知識と資格が重要なアピールポイントとなります。医療や福祉、教育の分野では、国家資格や特定の研修プログラムの修了状況などが求められることが多いため、取得資格や専門スキルを詳細に記載しましょう。また、実務での経験や、患者・利用者との関わり方、教育における指導実績なども具体的に記述する必要があります。

 

▼資格や研修歴の明示
看護師や介護士の資格、教員免許など、業務に必須の資格がある場合は、必ず記載しましょう。これらの資格は、専門職での従事に欠かせない条件となるため、明記することで信頼性を高められます。

 

▼業務経験や役割の記述
これまでの実務経験や担当してきた役割を明示することで、業務に必要なスキルや知識をどの程度習得しているかを具体的に伝えることができます。たとえば、「訪問介護の現場で利用者との信頼関係を築きながら、きめ細かなケアを提供した」など、役割を踏まえた具体例を盛り込むと、専門性が伝わりやすくなります。

 

マーケティング企画・経営系

マーケティングや経営企画の職種では、分析力や戦略的視点だけでなく、消費者ニーズやトレンドなど市場の大きな動きを把握する力が不可欠です。また、社内外のさまざまな関係者と調整する機会が多いため、調整力や交渉力も重要なアピールポイントとなります。

 

▼数字で表せるマーケティング実績
マーケティング職では、キャンペーンの実施や広告運用の効果を具体的な数字で示すことが求められます。「広告キャンペーンでCTR(クリック率)を20%向上させ、リードジェネレーションを倍増させた」など、どのような数値目標に対して成果を上げたかを明確に記載しましょう。また、データや市場情報をどのように収集し、それを分析して成果に結びつけたかについても触れると、説得力が増します。

 

▼企画やプロジェクトの成功事例
経営企画職においては、事業計画、予算策定、経営・財務分析、業績管理、フロー改善などの経験が重要です。これまで担当したプロジェクトやミッションの具体例を挙げ、リーダーシップや管理スキルをアピールしましょう。たとえば「年間の予算策定プロジェクトを主導し、〇%のコスト削減を実現した」など、貢献度が分かる成果を数値とともに示すと効果的です。

 

人材系

人材系の職種では、コミュニケーションスキルや調整力、採用実績が重要なアピールポイントとなります。採用人数やその後の定着率、採用活動での戦略的なアプローチなどを具体的に示すことで、説得力を高められるでしょう。また、面接官としての経験や人材育成の実績があれば、それも有力な強みとなります。

 

▼採用実績の具体的な数値
「年間20名以上の採用を達成し、定着率は90%以上を維持」といった具体的な数値を用いて、成果を効果的に伝えましょう。このように数値を交えることで、採用活動の実績がより明確になります。

 

▼人材育成や面接スキルのアピール
採用後のフォローや面接での進行力といったソフトスキルも忘れずに記載しましょう。面接の場で求職者の適性を見極める能力や、採用後のフォローアップ体制を整える力も、人材系職種においては大切な要素です。

 

コールセンター・カスタマーサポート系

コールセンターやカスタマーサポート職では、コミュニケーション能力と問題解決力が特に重要です。顧客対応の経験やクレーム処理の成功事例、応対時間の短縮など、業務改善に役立つ具体的なエピソードを示すと効果的です。

 

▼対応実績や顧客満足度向上のエピソード
たとえば、「クレーム処理率を95%に向上させた」といった具体的な数値や、顧客満足度を向上させた経験をアピールしましょう。実績を数値で示すことにより、改善効果を明確に伝えられます。また、どのような工夫やアプローチで顧客対応を行い、顧客満足度の向上につなげたかも合わせて説明すると、説得力が高まります。

 

▼チームリーダーとしての管理経験
コールセンターでは、管理職やリーダーとしての経験も重視されます。チーム全体のパフォーマンス向上に貢献した具体的な事例を記載すると良いでしょう。たとえば、「チーム全体の応対時間を平均10%短縮するために、効率的な応対マニュアルを作成・導入した」など、組織全体に影響を与えた実績をアピールすることで、管理スキルを効果的に示すことができます。

コンサルタント・金融・不動産専門職系

コンサルタント、金融、不動産といった専門職では、分析力や業務実績が評価される重要な要素となります。コンサルタント職の場合、クライアント企業に提供した戦略やその成果を具体的に示すことが大切です。金融業界では資産運用やリスク管理、不動産業界では物件の管理や販売実績といった分野に特化した経験を強調しましょう。

 

▼コンサルティングの具体的な成果
「年間コスト削減プロジェクトを通じて、400万円の経費削減を達成した」など、具体的な成果を明確に記載し、問題解決能力や戦略構築力をアピールしましょう。

 

▼金融や不動産業界に特化したスキルの明示
金融職の場合、資産管理やリスクマネジメントの実績、不動産職であれば物件管理や仲介実績を具体的に記載することで、専門性と経験の高さを示しましょう。「ポートフォリオ管理で資産の〇%成長を達成」「〇〇地区の物件管理で〇件の成約実績を達成」など、実績を具体的に示すことで、専門スキルをアピールできます。

 

クリエイティブ系(クリエイティブ・WEB・ゲーム)

クリエイティブ系の職種では、過去の作品やプロジェクトの具体例を通じて、自身のスキルや役割を示すことが重要です。多くの場合、ポートフォリオが評価材料となりますが、それに加え、自分がどの部分を担当し、そのプロジェクトがどのような成果を上げたかを記載することで、さらに説得力が増します。

 

▼担当プロジェクトの詳細と役割
具体的な成果を示すことで、自分の貢献を分かりやすく伝えましょう。たとえば「デザインしたウェブサイトのトラフィックを20%増加させた」などのように、成果を数字で表しつつ、自身が担った役割やプロジェクトでの工夫も明示すると効果的です。

 

▼クリエイティブな発想力を強調
クリエイティブ職では、単に成果を数字で示すだけでなく、創造的な解決策や独自のアプローチも強調することが大切です。「ユーザーのニーズに合わせたインターフェース設計を工夫し、視覚的に印象深いデザインを作り上げた」など、自身の個性や柔軟な発想力を伝えることで、クリエイティブ職ならではの強みをアピールできます。

 

技能工・運輸・設備系

技能工や運輸、設備関連の職種では、技術的なスキルに加え、業務の正確性やスピードが重視されます。これらの分野では、特定の技術や資格が業務遂行に不可欠であるため、取得している資格や使用可能な設備・工具、具体的な経験を明確に記載しましょう。加えて、納期や生産性の向上に関する実績、トラブル対応やメンテナンスの成功事例もアピールのポイントになります。

 

▼資格や技能の明確な記載
「フォークリフト運転技能講習修了」や「配管工技能士」など、業務に必要な資格を取得している場合は、必ず記載しましょう。多くの場面で、こうした資格がなければ業務を行えないため、資格を明確に提示することは非常に重要です。

 

▼業務効率や安全性の実績を強調
「生産ラインの稼働率を10%向上」や「無事故での作業を5年間継続」といった具体的な数値や安全実績を示すことで、技術力に加え、責任感や信頼性もアピールできます。こうした実績は、単なる技術の証明だけでなく、安全面や業務効率の向上に努める姿勢を表すものです。

 

販売・サービス系

販売やサービス業界では、顧客対応力や売上への貢献度が主な評価ポイントとなります。接客や販売の経験がある方は、顧客満足度を向上させたエピソードや売上目標の達成実績を具体的に記載すると良いでしょう。また、リーダーや管理職の経験がある場合は、スタッフのマネジメントや店舗運営の実績を強調すると良いでしょう。

 

▼管理職候補向け:売上実績と運営スキルのアピール
管理職候補としてアピールする際には、売上実績が重要なポイントとなります。予算比や前年同月比など、具体的な数値を用いて成果を示すと、効果的です。さらに、担当店舗の規模やスタッフ構成、取り扱う商材の種類や平均単価なども補足すると、運営スキルがより伝わるでしょう。

 

▼非管理職向け:顧客対応力と目標達成意識のアピール
非管理職の方は、顧客との関係構築力を強調することがポイントです。顧客や上司からの評価を得たエピソードを交え、信頼される接客姿勢をアピールしましょう。

 

管理・事務系

管理・事務系の職種では、正確さと効率性に加えて、マルチタスクをこなす能力が重視されます。日々の業務で、効率的な管理やデータ処理の精度を示すことが大切です。たとえば、業務フローの改善やシステム導入による作業効率化の成功例を記載することで、管理能力や問題解決力をアピールできます。また、円滑なコミュニケーション能力やチームサポートの実績を併せて伝えると、さらに効果的です。

 

▼業務改善や効率化の実績
「システムの自動化によって事務処理時間を20%削減」「ワークフロー改善でコストを削減」など、具体的な改善例や成果を示しましょう。

 

▼コミュニケーション力やサポート実績
「チーム内での情報共有を円滑にし、業務効率を向上させた」といったコミュニケーションやサポートに関する実績も、アピールに有効です。特にチームメンバーの業務サポートや部門間の連携に貢献した経験があれば、具体的なエピソードを挙げることで信頼性が増し、柔軟性と協力姿勢を示すことができます。

 

建築・土木系

建築・土木系の職種では、現場経験やプロジェクト管理能力が重要な評価項目です。設計、施工管理、資材調達の実務経験や、特定の建築プロジェクトにおける成功事例を具体的に示すことで、採用担当者にあなたのスキルと信頼性を伝えることができます。また、建築士や土木施工管理技士といった資格は、業務遂行に欠かせない場合が多いため、必ず明記しましょう。

 

▼プロジェクト管理や工期達成の実績
「大型ビル建設プロジェクトを予定通り完了し、コストを10%削減」といった具体的な成果を示すことで、プロジェクト管理能力をアピールできます。

 

▼資格と技術のアピール
「1級建築士」や「土木施工管理技士」の資格を保有している場合は、職務経歴書に必ず記載しましょう。資格の有無は、採用担当者が安心して任せられるかを判断する重要な指標になります。

 

電気・電子・機械・半導体系

電気・電子や機械・半導体関連の職種では、技術スキルや研究・開発での成果が採用担当者にとって重要な関心ポイントとなります。具体的には、携わった製品開発の経験や技術的な課題を解決したエピソード、さらには取得している技術資格を詳細に記載することが大切です。また、製品開発のプロセスや新技術導入の成功事例を挙げることで、技術者としての実力を効果的にアピールできます。

 

▼技術的成果の具体例
技術開発などの具体的な成果を示すことで、どのような貢献をしたかが明確に伝わります。特に、実際に技術がどのように製品改善に役立ったかを具体的に記載することで、成果がより分かりやすくなります。

 

▼技術関連の資格や研修歴
「電気主任技術者」「CAD利用技術者」といった専門資格を取得している場合は、職務経歴書に明記して専門性を強調しましょう。また、関連する研修を受けた経験や習得した技術も記載することで、継続的なスキル向上に取り組んでいる姿勢を伝えられます。

 

公共サービス(公務員・団体職員)系

公共サービス系の職種では、組織運営や社会貢献に関する実績が評価されます。特に公務員や団体職員の場合、行政業務の改善や地域社会への貢献、予算管理の経験などがアピールポイントとなります。また、チームリーダーやプロジェクト管理の経験も、リーダーシップやコミュニケーション能力の証明として重要です。

 

▼行政業務の効率化と予算管理の成果
公共サービス職種においては、業務の効率化や予算管理のスキルも重要なアピールポイントです。「予算を5%削減し、サービスの品質を向上させた」などの具体例を通じて、限られた資源を有効活用する能力や改善意識を示しましょう。効率化を図りつつサービスの質も高めた実績は、組織に貢献できる力の証となります。

 

▼未経験から公共サービス職種を目指す場合
未経験で公共サービス職種を目指す場合、民間企業での経験もアピールの材料になります。たとえば、業務改善への取り組みや新しい手法の導入、その成果を具体的に示しましょう。また、安定を求めるだけの動機ではなく、「なぜ公務員や団体職員として働きたいのか」「その立場で達成したい目標」についても整理することが大切です。動機が明確であれば、将来的な貢献の意欲が採用側にも伝わりやすくなります。

 

職務経歴書の書き方に関してよくある質問

採用担当者に対して好印象を与えるためには、職務経歴書をどのように書くべきか、また注意すべき点は何かを事前に理解しておく必要があります。ここでは、職務経歴書に関してよくある質問に答えていきます。

 

職務経歴書は手書きでもいいですか?

結論から言えば、現代の転職市場では、職務経歴書は手書きよりもパソコンで作成することが一般的です。パソコンで作成された職務経歴書は見栄えもよく、情報が整理されているため視認性が高くなります。内容が明確に伝わることは、選考をスムーズに進める上で非常に重要です。手書きを好む担当者もいないわけではありませんが、特に指定がない場合は、パソコンでの作成をおすすめします。

 

転職回数が多い場合、どう書くべきですか?

転職回数が多い場合、採用担当者にマイナスの印象を与えるのではないかと不安に思う方も少なくありません。しかし、転職回数自体は必ずしもデメリットではなく、それをどのように説明し、アピールするかが重要です。以下のポイントを押さえることで、転職回数が多くても好印象を与える職務経歴書を作成することが可能です。

 

▼各職務における成果や成長を強調する
転職回数が多い場合、それぞれの転職先でどのようなスキルを習得し、どんな成果を挙げたのかを強調しましょう。採用担当者が見るポイントは、単に転職回数ではなく、その間にどのような成長を遂げたかです。

 

▼転職理由を明確かつ前向きに説明する
転職理由を記載する際は、ネガティブな理由よりも前向きな理由を強調することが肝心です。「よりスキルを伸ばすために新たな挑戦を求めた」「自分の専門知識を活かすために転職を決意した」といったように、転職がキャリアアップや自己成長につながるものであったことを伝えることで、採用担当者に良い印象を与えることができます。

パソコンがない場合はどのように作成すればいいですか?

パソコンがない場合でも、職務経歴書を作成する方法はいくつかあります。現代では、デジタルデバイスを活用すれば、パソコンがなくても職務経歴書を効率的かつ見やすく作成することが可能です。

 

▼スマートフォンやタブレットを活用する
最近のスマートフォンやタブレットには、職務経歴書の作成に適したアプリやソフトウェアが多数存在します。たとえば、GoogleドキュメントやMicrosoft Wordのアプリ版を使用すれば、スマートフォンやタブレットからでも簡単に職務経歴書を作成できます。

 

▼ネットカフェや図書館のパソコンを利用する
パソコンを持っていなくても、インターネットカフェや公共の図書館で提供されているパソコンを利用することができます。特に、インターネットカフェではプリンターも備えられていることが多いため、職務経歴書を作成してその場で印刷することも可能です。

 

ブランクがある場合に気をつけることはありますか?

職歴にブランクがある場合、その期間にどのような活動をしていたのかをしっかりと説明し、ポジティブな要素を強調することが大切です。

 

▼ブランク期間の理由を前向きに説明する
ブランクの理由が個人的なものであっても、その期間をどう過ごしていたのかを具体的に説明しましょう。たとえば、「資格取得の勉強をしていた」「家族の介護に専念していたが、その間に新しいスキルを学んだ」といった形で、ブランク期間中にも自分を成長させるための努力をしていたことを強調することが大切です。

 

▼ブランクをカバーするスキルアップや活動の記載
もしブランク期間中に何らかの勉強やボランティア活動、フリーランスでの仕事をしていた場合、それを職務経歴書に記載しましょう。たとえ正社員での勤務がなかったとしても、その期間中に得たスキルや経験を強調することで、ブランクの印象を和らげることができます。

 

まとめ

職務経歴書は、あなたのキャリアと実績を採用担当者に強くアピールするための重要なツールです。本記事でご紹介したポイントを活用し、職種やフォーマット、そしてご自身の状況に最適なアプローチを選んで、あなたのスキルと経験を最大限に伝えましょう。入念な自己分析と準備を経て作成された職務経歴書は、採用担当者の目に留まり、あなたの魅力を伝える大きな力となります。


転職をお考えなら、ぜひ私たちにご相談ください。あなたに最適なキャリアサポートを提供します!

share on

平均面談回数10回以上、月間対応人数限定15名、圧倒的満足度口コミ星5 平均面談回数10回以上、月間対応人数限定15名、圧倒的満足度口コミ星5

どこよりも、誰よりも
あなたの理想に寄り添うサポート

理想を叶える

平均面談回数10回以上、月間対応人数限定15名、圧倒的満足度口コミ星5 平均面談回数10回以上、月間対応人数限定15名、圧倒的満足度口コミ星5