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第二新卒にとって転職の「意思決定」を深める支援をしたい。求職者様個々の声を聴く会社、それがCocotto

企業名が入ります

大手樹脂メーカーに研究職として新卒入社し、生産技術の研究によって製造ラインの自動化や人件費の削減を手掛けた経験がきっかけとなり、人材紹介業界に足を踏み入れた弊社代表取締役の高松。

“人から仕事を奪う側”ではなく“人に仕事を与えられる側”であるために、2021年8月に株式会社Cocottoを創業しました。
今回は、Cocotto創業までの軌跡や転職支援への想いなどをインタビューしました。

 

人材業界に目を向けるようになった背景

―これまではどういった仕事をしてきましたか?

高松:
私の経歴は少し特殊かもしれません。
大学の理系学部を卒業後、大手樹脂メーカーの研究職に就きましたが1年足らずで退職。
半年ほどのフリーランス期間を経て、パートナーとともに人材紹介事業部を立ち上げました。
そこで採用・マネジメントだけでなく、人材紹介事業者向けのシステム開発や販路開拓にも携わったのち、2021年8月、Cocotto創業に至ります。

―理系で研究職出身なのですね。

高松:
1社目では、生産技術の研究によって製造ラインを自動化する仕事をしていました。
例えば、担当者が張りつきになっているような業務にロボットやセンサーを導入して自動化を図る、といったようなことです。
非常にフレキシブルでさまざまな人と関われる仕事であり、入社当初はやりがいを感じていました。

―ではなぜ、1年足らずで退社したのですか?

高松:
次第に自分の仕事に疑問を抱くようになったんです。
「私が自分の仕事を完了する」ということは、「現場が自動化する」ということ。
つまり、現場で働く人たちがいなくなってしまうということです。
自動化を進める際には、私自身が視察に出向き行き、現場の人たちと深く関わりながらヒアリングを行います。
その人達の仕事がなくなる…それが私の「成果」とされる仕事でした。
会社としては業務が効率化され、人のリソースの再配分ができるのでプラスではあります。
ですが、仕事をするからには、目の前にいる人たちから「ありがとう」と言われるような仕事がしたかったんです。
その人たちの仕事をいわば「奪う」仕事は、23歳当時の私にとって、違和感のあることでした。

―1社目の在籍中に転職活動を開始したのですか?

高松:
いえ、本格的に転職活動を始めたのは、1社目の退職後でした。
そこで出会ったのが、転職エージェントという存在です。
1社目は学部推薦という形で入社したため、こういった仕事があること自体知らなかったんです。
さまざまなエージェントと話をしていくなかで、「無料でこんなに自分と向き合ってくれるサービスがあるんだ!」と驚き、これまでの自分とは反対の、“人に仕事を与える”という仕事に憧れるようになりました。

 

右も左もわからず飛び込んだ人材紹介業界

―その後半年ほどのフリーランス期間がありますが、転職はされなかったのですか?

高松:
いくつか大手の人材紹介会社の面接を受けてはみましたが、どこか踏み込めない自分がいました。
1社目までは理系のキャリアを歩んでいたため、人とコミュニケーションを取ることは好きなものの、「営業ができるか」と問われると自信がなかったんです。
自分が数字を追う姿がイメージできなくて…今振り返ると、どちらかというとキャリアコーチング寄りの思考だったかなと思います。
そこで、小さな人材紹介や派遣会社の社長などにSMSで直接アポを取って会いに行き、業務委託でお手伝いをするようになりました。
そのなかの1社から、これから人材紹介の事業部を立ち上げるという人をご紹介いただき、一緒に事業部をスタートさせたのが前職です。

―前職は起業したのですか?

高松:
パートナーの関連会社に、人材紹介の事業を立ち上げスタートしました。
パートナーも大手人材紹介会社出身者で、事業の立ち上げ経験はありませんでした。

―では、どのように立ち上げていったのでしょうか?

高松:
まさに体当たりです。
長野から出てきて、1社目は滋賀、そこを辞めて大阪に1人で来た私には、知り合いはまったくいませんでした。
加えてマーケティングなどの知識も1ミリもなかったため、泥臭く動くしかなかったんです。
交流会など、人と会う場に出て、関係性を築いたうえで「転職や仕事で悩んでいる子がいたら紹介してください」と地道に声掛けをしていきました。極端な例でいえば、夜に梅田のバーに出てキャッチをすることもありました。
でも、そうした動きから月15〜20人、少なくても10人ほどの求職者様を紹介していただけるようになりました。
そこから2年も経つと5名ほどの人材紹介チームに成長し、人材紹介会社向け情報管理システムの自社制作やその営業・販売したり、さらには週に1回、難波や心斎橋にあるバーをお借りして転職バーを運営したりするようにまでなりました。

 

Cocottoの誕生―仕事を“奪う人”から“与える人”へ

―前職を体当たりの設立からある程度軌道に乗せたわけですが、離れたきっかけは?

高松:
事業を進めていくなかで、人材紹介事業の母体となっていたパートナーの会社の方向性が変わり、話し合った結果、私が前職を去り、同業界で新たな会社を立ち上げることになりました。それがCocottoです。

―Cocottoは、どういう想いで創業したのでしょうか?

高松:
前職の後半では人材紹介会社向けサービスの営業がメインになってしまっていましたが、私はやっぱり、エージェントの仕事がしたかったんです。
新卒で入社した会社を1年足らずで辞め、第2新卒の転職活動で路頭に迷った私自身の経験から、改めて転職領域に向き合いたいと思いました。
今、大手エージェントはどんどんAI化していますが、「求職者様と関係を深めながらの支援」となると、まだ実現できているとは言い難い状況です。
私は、第二新卒層に対しては、求職者との関係性が重要だと考えています。
そこにじっくりと向き合うにはちょうどよい機会だと思い、改めて、第二新卒・未経験卒向けの人材紹介を行うためにCocottoを立ち上げました。

 

求職者様個々の声を聴き、末永く並走する

―口コミを見ると、Cocottoのコンサルタントがとても親身だというものが多いようですが、支援の方法はどのようにコンサルタントに共有されていますか?

高松:
メンバーたちに伝えているのは、「支援は1回すれば終わりというものではなく、就職後もずっと続くもの」だということです。
さらに、「キャリア支援を通して、転職者様の転職市場における価値が今後高まるような選択肢を見つけ出し、言語化すること」が私たちの役割であり、数字よりも目の前の求職者様のキャリア形成を重視するよう常々伝えています。
ですので、弊社では転職支援終了後もずっと求職者様とお付き合いが続くケースが少なくありません。
そういった求職者様とのスタンスは、ほかの人材紹介会社にはない強みです。

―会社として、求職者様への支援で心がけていることは?

高松:
求職者様個々の声に寄り添うことですね。この価値観は、社名の由来にもなっています。
弊社では、コンサルタントの採用時にはサポート気質の有無を重視しているんです。
おかげで、「明るくてお節介な人」が揃っています。

 

意思決定を深められる転職支援を

―最後に、今後Cocottoが大事にしていきたい価値観や方向性などを教えてください。

高松:
今は、情報をどこからでも大量に仕入れられる時代です。
大手のエージェントでは、求人システムを通して大量に情報共有を行うようになってきています。
ただ、転職経験が少ない状態で、大量の情報だけを頼りに転職活動を成功させられる人など、なかなかいないのではないでしょうか。
さらに、初めて~数回目の転職時には、自分のキャリアの棚卸しもできていないまま転職活動を始めていることも少なくありません。
そういった場合、意思決定をしたあとに後悔するケースが多いように感じています。
今後は、そういった場合に面談を通して一度立ち止まることで、意思決定の深さを作る機会を作るようなサポートを提供したいと考えています。

―転職って取り返しつかない側面もありますからね。

高松:
そうですね、経歴に残ってしまうため、今後のキャリア形成にも影響します。
今後また転職する機会があれば、意思決定は絶対に聞かれる部分ですので、そこが曖昧だと転職市場ではマイナスになるおそれがあるんです。
だからこそ、意思決定を深めておくことが重要です。

 

―Cocottoが求職者様にとって、意思決定を深める場となるよう期待しています!

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